「借金総額、350万円。」その経緯②

Sky綜合法律事務所, 三崎恒夫, 三崎恒夫弁護士, 任意整理, 借金問題, 借金減額, 債務整理 借金総額350万円の経緯

総額350万円。

三十代半ばの私が、派手な散財や浪費もせず、深刻なバクチ狂いでもないのに、淡々と積もらせてしまった借金額です。

大胆にも先に結論を言ってしまうと、最終的には「Sky綜合法律事務所」という事務所で、三崎恒夫という弁護士さんに出会って理想的に解決するんですが、そこまで相当な紆余曲折がありました。

自らを戒める備忘録として、そして少しでも同じ苦しみを持つ仲間の希望になればと思い、自分の“恥”である借金を積もらせてしまった経緯も含めて、記してみようと思います。

「借金総額、350万円。」その経緯①の続きです

◆情緒不安定の虚ろな日々(借金額100~200万円)

ついに限度額いっぱい100万円を借り入れ、月々の返済に詰まるように。
限度額50万円の時は、土俵際で1年近く粘って、最後の最後に不意の出費があったので諦めて限度額を拡大した、という感じでしたが、今回はすぐに新たな借り入れ先を探しに走りました。
今思えば、既に「借金慣れ」してしまっていたのでしょう。

もう1社、別の消費者金融で融資を申し込むと、無事審査を通過しました。限度額は100万円。
消費者金融では「年収の3分の1までしか借りられない」と聞きますが、返済を遅れずこなしていたのが良かったのか、或いは最初の会社で限度額いっぱいまで届く直前に審査を申し込んだのが良かったのか、年収200万円台なのに無事新たなカードを手にすることができました。
今思えば全然「良かった」でも「無事」でもなく、ここで借りられなくなっていた方がどれほど良かったか…悔やんでも後の祭りです。

そこから先は、正直あまり記憶がないぐらいです。
2社からの限度額、200万円を借り入れるまで、あまり時間は掛かりませんでした。
以前は支払い日の前だけピリピリしていたのが、この頃になると常にお金のことばかり考えていました。その反面、スーパーに買い物に行ったときなどは、「俺は百何十万も借金があるのに、数百円のお惣菜を買うかどうかで悩むのか」と謎の怒りが湧いてきて、急に高いものを無駄にまとめ買いしたりと、かなり情緒不安定だったと思います。

手取り17~18万のうち、返済額が8万円台。家賃や光熱費で6~7万円は掛かるので、もはや返済していくのは相当厳しいと分かっていましたが、なぜか根本的な解決よりも目先の支払い日だけやり過ごして、現実を直視しない日々が続きます。

◆破滅へのカウントダウン(借金額200~350万円)

日々を虚ろに過ごしていると、仕事でもつまらないミスを連発します。
しかも借金問題の不安から常にイライラしていて、よりによって直属の上司と大喧嘩するというトラブルを起こしてしまいました。ちゃんとした会社なのですぐに解雇されたりはしませんが、しかし配置換えによってヒマな部署に回されて残業が減り、手当も付かないようになってしまいます。お金が必要なのに、収入がかなり減ってしまったのです。

ここまでブラックリストに載りたくない(ブラックリストがどんなものかよく知らないですが)という一心で、返済だけは滞りなく行っていましたが、いよいよそれも怪しくなって来ました。
むしろ「返済だけは滞りなくやる」ために、次々と借り入れを増やして来たようなものですが、結局100万円2社の他に、さらに消費者金融1社から50万円と、あとはクレジットカードのクレジット枠・キャッシング枠の各50万円もほぼ使い切ることに。
この頃になると、クレジットカードのショッピング枠で換金性の高いチケットなどを買って、それを売って現金化して、消費者金融やキャッシングの返済にあてる、ということまでやっていました。さらには、なんとか収入を増やそうと足掻いて、投資詐欺まがいにも引っ掛かってしまいます。今思えば、この時期の行動はお金をドブに捨てているも同然です。

整理してみると、初めての借り入れから借金50万円まで10年近く掛かっていたのに、100万円になるまでに1年半ほど、200万円になるまでにさらに1年ちょっと。そして350万円になるまでは、なんと1年掛かりませんでした。
感覚的には、50万の限度額を超えないように頑張っていたころまでがまだまともな社会人で、100万円の時点までなんとか世間と繋がっていた、というイメージ。この段階で債務整理についてちゃんとした知識があれば、周囲への迷惑もそれほど掛けなかったんだろうな、と思います。その後はもはや意識がないような虚ろな状態でしたが、虚ろなまま借金を3倍以上に増やしたんですから、本当にバカバカしい話です。

最終的に、もう物理的に支払いが全くできなくなって、債務整理に関しての情報をようやく真面目に集め始める、という完全に「後手を踏んだ」対応。後から考えると、酷いにもほどがありますね。
まさに地獄です。完全に自業自得の、地獄。

その後、なんとか地獄から生還したのでこうやって落ち着いて振り返ることができてますが、あの時ちゃんとした相手に相談してなければ、正直首を括っていてもおかしくありませんでした。
この後、私が実際に行った債務整理に関して詳細を綴っていきますので、もし同じ境遇の方がいれば、ぜひ参考にして頂ければと思います。

借金地獄からの生還を目指して~依頼先探しの旅に続きます。

※この後の記事で詳細説明しますが、以下のリンクは私が債務整理の相談をして、解決した事務所「Sky綜合法律事務所」のリンクです。

「Sky綜合法律事務所」➡ https://sky-saimuseiri.jp/rd/2