「Sky綜合法律事務所」との出会い
借金総額350万円を、債務整理で解決する。
そんな、不可能とも思えるミッションに取り掛かる決意をした私。
いざとなると、どんどん債務整理の情報を集めて、あちこちの事務所に相談してみるという、意外なほどの行動力を発揮しました。
その結果、紆余曲折があって辿り着いたのが「Sky綜合法律事務所」という、決して大きくない事務所、そして三崎恒夫という弁護士さんでした。その経緯を記していきます。
※「借金総額、350万円。」その経緯①
「借金総額、350万円。」その経緯②
借金地獄からの生還を目指して~依頼先探しの旅 の続きです。
◆「Sky綜合法律事務所」の安心感
大手事務所や有名事務所で満足いく対応をしてもらえなかった私は、行き詰まりを感じつつ、敢えて大規模な広告を出していない事務所を探すことにしました。
そんなある日、たまたま集団訴訟を目指して詐欺被害者が連帯する「ZENSHO」(https://zensho.tokyo/)というサイトを見付けました。運営しているのは、恐らくあまり規模も大きくなさそうな法律事務所で、そこに債務整理もやっているという情報もあったので、これはと思って連絡してみることに。
詐欺被害者を救おうとしているということは、弱者に寄り添う姿勢があるのではないか…そんな安易な思い付きです。
そんな訳で電話を掛けたのが、「Sky綜合法律事務所」でした。
私自身に「弱者に寄り添ってくれる」という思い込みのバイアスが掛かっていただけかもしれませんが、最初の電話から親身になって話を聞いてくれる安心感がありました。
これから法律に則った処理を依頼するかもしれないので、その意味で必要な内容を正確に聞き取ってくれているという感覚もありましたが、それ以上に感情面にもスッと寄り添ってくれているような、不思議な落ち着く感覚がありました。
特に借金を重ねた経緯はちょっと長めに話してしまったのですが(詳しくは「借金総額、350万円。」その経緯①と「借金総額、350万円。」その経緯② を参照)、それもふんわりと受け止めてくれて、もうこれだけで十分、とさえ思ったほどです。
いや、実際に解決しないと何もならないので、これだけで十分なわけはないんですが。
◆3つの「債務整理」法、私の選択
そんな訳で、あんなに選り好みしてたのに、すんなり「Sky綜合法律事務所」・三崎恒夫弁護士に依頼する方向で話を進めることに。
その際に、どういう方向で債務整理するか、という大事な局面に差し掛かります。
「債務整理」には以下の3種類があります。
私もこの時点で既に調べて大まかには知ってはいましたが、しっかりと詳細に説明してもらえました。
今後かかる利息を免除してもらえるように交渉し、元金のみを5年(60回)程度で分割返済する
[2]個人再生
裁判所に申し立てを行い、借金を5分の1(或いは100万円)まで圧縮し、3年(36回)程度で分割返済する
[3]自己破産
裁判所に申し立てを行い、全ての借金の返済義務を免除してもらう
これだけを見ると、債務が減る度合いで言えば「[3]自己破産>[2]個人再生>[1]任意整理」の順で大きいですが、しかし認められる難易度も同じ順に難しくなる、とのこと。
[3]自己破産すると車などの価値ある財産は処分を余儀なくされますが、私には財産がないのでそういう意味では選択するのに抵抗はありません。しかも「官報」という一般の人が見ることがないものに掲載されるだけなので、自己破産したことが家族や同僚にバレることもほとんどないとのことでしたが…正直、「自分が自己破産する」というのを受け入れる心理的な抵抗がありました。
また、私の場合は給料は減ったとはいえ嘱託職員としての定期的な収入はありましたし、裁判所が申し立てを拒否する可能性もゼロではないとのこと。そうなると再度、債務整理の道筋を考え直さなければいけなくなるので、とにかく早くスッキリしたい私は、[1]任意整理か[2]個人再生を希望しました。
[2]個人再生だと「借金総額350万の5分の1=70万円」と「100万円」の高い方ということで、結局100万円は払う必要があります。これだと毎月3万円程度を3年間払うことになりますが、裁判所への申し立ての費用が余分に掛かるので、分割だと結局毎月4万円強の支払いになるとのこと。
[1]任意整理だと、350万円そのままを5年間で返済すると毎月5万円台の返済になりますが、借金初期に過払い金があるので、交渉によって[2]個人再生と大差がない毎月4万円程度の返済にできる見通しとのこと。
いずれの場合も月々の返済は利息がある状態のほぼ半分なので、これならば返して行けそうです。期間は少し長くなりますが、裁判所への申し立てを行うと家族に心配をかけるリスクもあるので、結局[1]任意整理を選ぶことにしました。
この際も、「Sky綜合法律事務所」の担当者の方に“とにかく早く片づけたい”私の心理を見抜かれて、今度の見通しとメリット・デメリットを懇切丁寧に説明してくれて、じっくり考える時間をくださいました。
もちろん、その前に正式に依頼することは決定していたので、その時点で消費者金融やカード会社からの督促は止まっており、既にかなり精神的には落ち着いていました。
◆いよいよ実際の「債務整理」へ
「任意整理」を実行することが決定し、正式に契約を交わし、いよいよその実務へ…と言っても、実はそこから私がやることは何もありません。
やることはただ一つ。私の送金用の口座に、毎月決められた金額を遅れずに入金する、それだけです。
特にトラブルなく、順調に返済を進めていくことができましたが、その経緯と実際の気持ちの変化、そして債務整理を完了した時のことなどは、次の記事で書こうと思います。
■地上への帰還~人間らしさを取り戻してに続きます
「Sky綜合法律事務所」➡ https://sky-saimuseiri.jp/rd/2